ペットホテルでの宿泊のお値段はどれくらい？　相場をご紹介

ペットホテルを利用される方にとって気になることのひとつに“宿泊のお値段”があるのではないでしょうか。ペットホテルはお店によってさまざまなサービスの違いがあり、宿泊料金の幅が広いのが特徴です。そこで今回はペットホテルの宿泊料金についてご説明させていただきます。

宿泊施設やサービス内容はさまざま

以前のペットホテル

ペットの預かりサービス＝ペットホテルが始まったのは今からさほど遠い昔ではありません。サービスが始まった当初は、ケージの中にペットを入れて狭い部屋の中で複数のペット達が管理されるという、まるで生き物ではなく荷物を預かるような形のペットホテルも少なくありませんでした。そのようなペットホテルに預けられたペット達は過度なストレスを感じ、体調に支障をきたすこともしばしば問題になりました。

最近のペットホテル

しかし最近ではペットが安心してストレスフリーな状態で過ごすことができるペットホテルも数多くできています。ペットサロンと併設してトリミングを受けることができる施設や、動物病院と併設されて健康診断がセットになっているところ、ドッグランが併設されているため思う存分に運動できる施設など実に多様化してきています。また夜間無人、24時間スタッフがペットと一緒に過ごすホテルなどもあります。

ペットホテルの値段の違い①預けるペットの種類

多様化しているペットホテルですが、その分料金の幅が広いのも現状です。さまざまな観点からペットホテルの料金相場をみていきましょう。幅広い金額帯ではありますが、基本相場としてはワンちゃんを例に挙げてみます。

• 小型犬3,000円/泊
• 中型犬4,000円/泊
• 大型犬5,000円/泊
• 超大型犬6,000円/泊

また、ペットホテルの中にはホテルのスペースの関係上、10㎏前後の小型犬までしか預からないところ等もありますので、事前に確認しておくようにしましょう。

また犬以外の猫、ウサギ、モルモット、ハムスター等の小動物の場合1泊の平均的な料金は2,000～3,000円程になります。

ペットホテルの値段の違い②地域の相場・宿泊環境

地域による相場の違い

ペットの個体別の料金以外に相場を左右する要素に地域相場というものがあります。やはり大都市やその近郊になりますと地価が上がるようにペットホテルの宿泊相場も都市部が高い傾向になります。逆に郊外に行くほど料金は安くなります。

宿泊環境による違い

人間の宿泊するホテルにもビジネスホテルやカプセルホテルや高級ホテルなどさまざまなランクのものがあるように、ペットのホテルにもさまざまなランクの施設があります。ほとんどの時間をケージの中で過ごし、お散歩や食事の時間にだけ外に出ることができるホテル、スタッフが出勤している日中はケージフリーですけれど、夜はホテルが無人になるためケージの中に入って夜を過ごすホテル、24時間スタッフが一緒に過ごすのでずっとケージフリーで過ごすホテルなどさまざまなホテルがあるのです。

ケージフリーまたは24時間スタッフが在中するということは、ペットと飼い主にとって安心で快適な反面、衛生面の徹底、さまざまなリスクに対応する備えなどの労力と人件費がかかるため、宿泊料金も高めになります。

滞在中の医療費がかかる場合も

その他、ペットホテルの宿泊料金以外にも考慮しておかなければならないのが、突然のペットの体調不良に伴う医療費等です。契約の際に説明があると思いますが、ホテル宿泊中に万が一ペットの体調に異変があった場合、ホテル側がペットを動物病院に連れて行くことがあります。

ペットホテルの過失による怪我など以外は医療費も宿泊代と共に飼い主へと請求されるため、万一の医療費が気になるという方はあらかじめペットホテルが提携している動物病院の医療費の相場をチェックしておくのもいいかもしれません。

まとめ