犬を預けなければならなくなったとき、どんなところへ預けようかというのが、飼い主さんの悩みの種の1つでもあります。環境が変わることは、どんな犬にとっても少なからずストレスがかかってしまうものです。だからこそ、ストレスの少ない環境を選んであげることが大切です。ストレスの少ないペットホテルとはどのようなところでしょうか。
犬がペットホテルで感じる3つのストレス
飼い主さんの急用や体調不良などで、犬をペットホテルへ預けることになった場合、犬はどんなことをストレスとして感じるのでしょうか。犬のストレスの要因を知ることは、ストレスの少ないペットホテルを選ぶヒントになります。ストレスになる主な3つの原因をチェックしてみましょう。
初めて会う人
飼い主さんと離れて過ごす時間、初めて会う相手に対してなかなか心を開くことができない犬がたくさんいます。初めて会う人の雰囲気はとても重要です。犬が好きというのは大前提ですが、犬の扱いに慣れたスタッフが多いペットホテルを選ぶことが重要です。
ペットホテルへ預ける機会が多い人の場合は、慣れたところへ通うことで、犬もホテルスタッフの顔を覚え、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と回を重ねるごとにストレス軽減につながっていきます。
不潔な環境や狭すぎるスペース
犬が安心して過ごすためには、キレイに掃除がされた、清潔な環境が必要です。犬1頭に対してのスペースの広さも重要なポイントです。狭いケージに閉じ込められたままでは、不安と退屈から強いストレスを感じてしまうことも少なくありません。
運動量が多すぎるまたは少なすぎる
運動量は犬種だけでなく、犬それぞれによって適量が異なります。ペットホテルによっては、お散歩のさせ方が犬種や年齢、体の状態に関わらず一律で決まっているというところもあります。運動量が多すぎても少なすぎても、犬にとってはストレスになってしまいます。
ストレスが少ないペットホテルとは？
犬が自宅のように快適に過ごせるペットホテルに預けることができたら、飼い主さんは安心です。ストレスが少ないペットホテルのポイントを整理してみましょう。
経験豊富なスタッフがいる
犬についての知識が深く、経験豊富なスタッフがいることは、犬が快適に過ごすための大きなポイントになります。犬のちょっとした変化を見逃さない観察眼は、事故を未然に防ぐことにつながります。利用するときだけでなく、日ごろから飼い主さんが犬のことで相談できるような信頼できるスタッフのいるペットホテルがおすすめです。
スペースの確保と自由度
犬が自宅のようにリラックスして過ごすためには、1頭に対して十分なスペースが必要になります。可能であればノーケージで、自由に過ごすことができればベストです。自分の行動を制限されることなく、自由に決めることができる、これが犬のストレス緩和につながります。
遊びが十分に用意されている
体を動かしたり走り回ったりと、遊びは犬が直接的にストレスを発散させられる手段です。お散歩の時間やコース、ドッグランの利用の有無などは、ペットホテルを選ぶときに確認しておきたい重要項目のうちの1つです。
高齢犬や体にハンディキャップを負った犬、持病のある犬の場合、激しい遊びができないため、遊びは必要がないと考えられがちですがそうではありません。犬は賢い動物ですので、自分で考えて行動することに喜びを感じます。高齢犬や体を自由に動かすことができない犬の場合、ノーズワークといって、隠したフードを探す宝探しのような遊びがおすすめです。
犬それぞれの体力や個性に応じた遊びを取り入れてくれるペットホテルであれば、犬も楽しく過ごすことができるでしょう。
飼い主さんの工夫でストレスを軽減
ペットホテルに預けるときは、犬のストレスはホテル側の環境だけでなく、飼い主さん側でもできることがあります。少し工夫をしておくことで犬がより快適に過ごせるようになりますので、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
普段使っているものの持ち込みができるか確認
普段使っている食器や、普段食べているフード、犬が落ち着くにおいがついたもの（飼い主さんの持ち物や普段使っている毛布など）などを、持ち込みできるかペットホテルに尋ねてみましょう。これらはすべて、犬にとっての日常のものですので、傍にあるだけで犬は安心します。持ち込みができるペットホテルの場合は、ほかの犬の持ち物と間違わないように、持ち物には名前を書いて渡すようにしましょう。
犬の様子を事前にしっかりと伝えておく
犬が不快に感じること、喜ぶこと、できることやできないことなどを預けるペットホテルにしっかりと伝えておきましょう。不快なことを取り除き、犬が喜ぶことをたくさん取り入れてもらうことができれば、犬もペットホテルのことを大好きになってくれるでしょう。
通い慣れておく
ペットホテルに預ける日があらかじめ分かっている場合には、事前に何度か通っておきますと、犬が場所やスタッフの顔を覚えるため、お預かりの当日でも比較的落ち着いて対応できるようになります。短時間のお預かりサービスがある場合には、積極的に活用しましょう。
ペットホテルに慣れる大切さ
ペットホテルの利用が初めてという犬の場合、緊張してしまうことも少なくありません。しかし、通うことで犬も徐々に環境に慣れていきます。急な用事や飼い主さんの体調不良など、どの犬でも将来ペットホテルでお預かりを経験する可能性があります。ペットホテルが安心して過ごせる場所だと犬が認識していますと、犬が快適に過ごせるだけでなく、飼い主さんも安心して預けることができます。
急な用事のときだけでなく、日ごろからお預かりに慣れておくことも、犬のストレス軽減につながります。可能であれば「何でもない日」にもお預かりを依頼し、ペットホテルの場所や環境、スタッフに慣れておくことをおすすめします。
まとめ
ペットホテルを選ぶときは、犬のストレスを理解してしっかりと対処してくれるようなところを選ぶことが大切です。
「ペットホテルアルファ」では、犬それぞれの個性を尊重し、まるで自宅にいるかのようなリラックスできる環境を整えることに尽力しています。ペットホテルを第2の我が家として感じてもらえましたら幸いです。
