初めてペットホテルを利用する場合、予防接種などを受けているペットであれば、基本的に預けることができます。しかし、年齢制限などによってはペットホテルを利用でいない場合もあるのです。
この記事では、ペットホテルを利用できない場合についてご紹介します。飼い主が対策をすることで利用することもできるので、一度参考にしてみてください。
ペットホテルが利用できない理由
ペットホテルが利用できない理由はさまざまです。どうしても利用できない場合もありますが、飼い主がしつけなどをきちんと行えば利用できる場合もあります。
ペットが病気または風邪を引いている場合
ペットが風邪を引くなど、病気の場合はペットホテルを利用できない可能性があります。ペットホテルには、他のご家庭のペットも多く宿泊しており、1匹でも風邪を引いているとウイルスなどが感染してしまう恐れがあります。風邪だけではなく、ペットホテルを利用する際は、予防接種を事前に受けておく義務もあります。
ノミダニの予防をしていない場合
ノミダニの予防は動物病院でもらえる薬や、市販で売っているノミダニ予防の薬で行うことができます。病気のウイルスと同じように、ノミダニも他のペットに移る可能性があります。
しつけができていない場合
ペットホテルによっては、最低限のしつけができていないペットの宿泊をお断りしています。犬であればおすわりや待て、無駄吠えなどのしつけが必要である場合が多いです。猫の場合は人慣れ、ケージ慣れしておらず逃げ出す場合は預かりが困難である可能性があります。
ペットの年齢制限がある場合
ペットホテルの中には、預かれるペットに年齢制限を設けている場合があります。一般的に設定されている年齢制限は、生まれて三か月以上であることと13歳以内であることが条件となっています。
注意点①しつけは必ずする
ペットホテルを安心して利用するためには、飼い主として最低限のしつけをペットにしておく必要があります。特に犬は、ペットホテルによってはケージの外に出して、他の犬と交流をさせることもあります。
しつけをされていないと、予期せぬトラブルでケガをしてしまうかもしれません。また、エサの時間などでも、“待て”ができなかったり、遠吠えをしたりする場合は預けることができない可能性もあります。
遠吠えは、他に宿泊しているペットに不安感を与えるだけでなく、犬同士で遠吠えをさせて近所迷惑になる可能性もあります。ペットホテルで迷惑にならないように、しっかりしつけを行いましょう。
また、猫もケージや他人に慣れていない場合、脱走してしまう危険があります。ペットホテルのトラブルの多くに、ペットが脱走するといったトラブルがあります。知らない場所で不安を感じて外に逃げ出した結果、帰ってこなくなることも十分考えられます。猫のしつけは難しいものもありますが、人に慣れさせたりケージに慣れさせたりといったしつけは必要です。また、オス猫でマーキングする癖のある猫もホテルの利用は難しいでしょう。最近ではマーキング癖をしつけるためのグッズも販売されているので、ペットホテルに預ける前に改善させる必要があります。
注意点②預ける前に動物病院で診察する
予防接種を受けていないペットや体調の悪いペットは、ペットホテルに預けられない可能性があります。特に予防接種は飼い主の義務であり、すべてのペットホテルで「予防接種の証明書」を提示する必要があります。
ペットを預ける前に、一度動物病院で健康診断を行うことをオススメします。健康診断をせずペットホテルに預け、宿泊中に風邪などの症状が現れた場合、別途診察費用の支払いが必要になることもあります。ワクチンの接種をする際は、「ワクチン接種証明書」をもらってください。犬の場合はワクチン接種以外に狂犬病ワクチンも必要です。また、動物病院でノミダニの検査をしてもらうことも大切です。もしノミダニがいても、この時点で薬をもらって死滅させることができます。
健康診断はペットホテルに安心して預けるためだけではなく、ペットの体調不良やワクチン接種による病気の予防にも繋がります。
注意点③ペットの年齢を確認する
ペットは基本的に10歳を超えるとホテルの利用が難しくなります。ペットがシニア期を迎えると、介護が必要になるだけではなく万が一のリスクが生まれます。もし万が一が起こる可能性があるなら、ペットの預かりを断ることもあるのです。
しかし高齢のペットでも、血液検査などですべてが健康だと判断できれば預けることもできます。
- 目が正常に見えている
- 足腰がしっかり動く
- トイレが自力でできる
この3つをクリアしている場合は、例外として預けってもらえることもあるので、一度預ける予定のホテルに相談してみてください。また、3ヶ月未満の小さなペットもお預かりを遠慮してもらうことがあります。
ホテルによっては13歳以内のペットの預かりが可能なところや、要介護のペットでも預かってくれるところもあります。ホテルによって違うので、自分のペットの年齢を確認して預けられる場所を探しましょう。
まとめ
ペットホテルは、ペットの年齢や健康状態などによっては利用できない可能性があります。飼い主が気を付けることで利用できることもあるので、しつけなど行うようにしましょう。
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