ペットホテルに預ける際の注意点は？　ホテル選びから事前準備まで

出張や旅行でお家を空ける際に頼りがいのあるのがペットホテルでしょう。飼い主に変わって施設のスタッフがペットのお世話をしてくれるペットホテルですが、ペットがストレスなく快適に過ごすには、いくつかの注意と準備が必要です。そこで今回はペットホテルにペットを預ける際の注意点をまとめてみました。

ペットに合ったホテルを選ぼう

近年のペットホテルにはさまざまなタイプのものがあります。ケージ内でのお世話が中心のもの、ケージフリー対応のもの、広々と遊ぶことができるドッグランやキャットタワーが併設されているもの、夜間無人または24時間スタッフが見守ってくれる施設など。さまざまなタイプのホテルがある中でいいホテルを探すコツは“ペットにとって安心できるホテル”を選んであげることです。ペットによってストレスになるポイントは違います。

例えば、ケージに入ることに慣れていないペットはケージフリーの方がストレスなく過ごすことができますが、人見知りだとケージフリーのような複数のペットが同じ部屋で一緒に過ごすことに抵抗を覚えます。その場合、ケージフリーとケージを上手く使いこなしてあげる必要があります。また、運動が好きな子はドッグランでのびのびと遊べますと、いくらかストレス発散になるはずです。このように、ペットが一番ストレスなく安心して過ごせるホテルはどんなところかを一度考えてみましょう。

事前の準備物

食事の準備

ペットホテルに宿泊する上で事前の準備物も大切なポイントです。普段と違う環境で過ごすということはペットにとって少なくともストレスになります。ペットホテルにはペットのフードや身の回りのものがあらかた揃ってはいますが、なるべく普段通りに過ごせるように、いつも食べているフードやおやつを用意してあげるようにしましょう。ストレスで食欲が落ちる可能性も考えて好物のおやつを別に用意してあげると良いです。

なるべく普段に近い環境を

いつもと違う匂いに囲まれた空間へ行くため、自分や飼い主の匂いがついたタオルやオモチャを一緒に持って行くようにしましょう。匂いでいくらか安心して過ごすことができます。しかし、私物をペットホテルに持ち込む際には衛生面に気を付けるようにしてください。あまりにも汚れたタオルやベッドは感染症を運び込んでしまう可能性があるため持ち込み拒否される可能性があります。あらかじめ綺麗に掃除しておきましょう。

その他、準備した方がいいこと

水分補給が気になる方は、普段飲み慣れている給水ボトルやお皿を用意し、お店の方に持ち込み可能かどうか聞いてみましょう。また、餌は1回分を小分けにして用意しておくのも忘れずに。1日にあげる量・時間・回数などを記入したメモを事前にホテルのスタッフの方に渡しておくとやり取りがスムーズでしょう。

ストレス軽減のため事前に練習を

普段常に飼い主と一緒に過ごしているペットにとって、いきなり飼い主と離れて単独でホテルで過ごすというのはかなりのストレスになるでしょう。ペットホテルを利用するに先だって、ペットにはお留守番等の機会を使って1匹で過ごす、散歩以外のルートを歩くことで外の世界に慣れるなどの練習をしておくことをおすすめします。人間でも行ったことのないところに1人きりで過ごすのには少々抵抗があります。ペットならなおのこと不安でしょう。

また、普段ケージに入ることがないペットの場合、ホテルのケージはストレスです。ハウストレーニングを兼ねてケージに慣れさせる訓練をしておきましょう。これらの訓練は、いきなり詰め込みすぎるよりも数か月にわたってゆっくりと慣れさせることが肝心です。焦らずゆっくりと訓練してあげるようにしてください。慣れればホテルでの戸惑いやストレスがかなり軽減されるでしょう。

体験で半日や１日預けてみる

どうしても宿泊させるのが心配、ペットにとって選んだペットホテルが合っているかどうか気になるという方は体験で半日や1日預けてみるのもおすすめです。ペットホテルには宿泊の他に一時預かりコースを提供されているところも多くあります。1度訪れたところだと、抵抗がなくなるというメリットもあるため、どんなところか下見したい、連泊する前に半日や1日預けて慣れさせたいという方は事前にホテルを利用しておきますと、より安心です。

まとめ