ペットホテルといえば、以前は一匹ずつケージの中に入って過ごすスタイルが主流でした。しかし最近では、ノンケージでペットたちをお預かりするペットホテルも増えてきています。ノンケージのペットホテルで過ごすことは、ペットたちにとってどのようなメリットがあるのでしょうか。また、デメリットはないのでしょうか。今回は、ノンケージのペットホテルのメリットについてお伝えしていきます。
ストレスが少ない
ノンケージのペットホテルにペットを預けることのメリットとしてまず挙げられるのは、「ペットにとってストレスが少ない」ということでしょう。
犬を飼う場合で言えば、以前は屋外の犬小屋などで、リードをつないだ状態で飼うというスタイルが主流でした。しかし最近では、屋内でリードをつけずに自由に過ごしている犬がとても多くなっています。普段はペットも家族の一員として、家族のそばでのびのびと暮らしているのです。
そのようなペットたちが、ある日突然飼い主の都合などで、ある一定の期間ケージの中で過ごさなければならなくなったとしたらどうでしょうか。狭いところでジッとしながら過ごさなければならないこと、そばに誰もいてくれないことなど、いつもとは全く違う状況に置かれることになります。この状況はペットたちにとって、大きな不安やストレスを伴うものです。体調を崩してしまうことだってあるでしょう。
ノンケージのペットホテルであれば、そのような心配は必要ありません。狭いところに閉じ込められることもなくのびのびと過ごせますし、家の中と同じように自由に動き回ることができます。また、ホテルによっては24時間体制でスタッフがそばにいる所もあります。家で過ごしている時と同じように誰かがそばにいてくれることは、ペットたちにとってはとても安心できることです。このように、ノンケージのペットホテルで過ごすことは、ペットたちにとってストレスが少ないものなのです。
社会性を養うことができる
ノンケージのペットホテルにペットを預けることのもう一つのメリットとして、「ペットの社会性を養うことができる」というものがあります。
一匹ずつケージの中に入れられて過ごすスタイルであれば、散歩などの限られた時間でしかケージの外に出されることはありません。そのような状況であれば、ペット同士で楽しく交流することがほとんどありません。また、スタッフと触れ合う時間も最低限のものになってしまいます。狭いケージの中はペットにとってストレスフルな空間ですが、同時に他者との触れ合いがほとんどない、孤独を感じる空間でもあるのです。
これがノンケージのペットホテルであれば、ペットたちが孤独を感じることはありません。ペット同士で交流する時間もたくさんありますし、スタッフも常にそばにいるのでたくさん触れ合うことができます。そのような他者との触れ合いの中でこそ、ペットの社会性を養うことができます。しかも、ペットにとってはとても楽しい環境となるのです。
デメリットもある
しかし、ペットホテルの中でノンケージの状態で過ごすことは、ペットたちにとってはメリットばかりではありません。デメリットが存在することも否定はできないのです。
代表的なデメリットとしては、ペット同士のトラブルが起こりうることが挙げられます。ノンケージの状態で他のペットたちと触れ合いながら過ごすことは、本当ならとても楽しいことのはずです。しかし、ペット同士でも相性の良し悪しがあります。ケンカになってしまうことだってありますし、それによってケガが発生することもあります。最悪の場合、死亡してしまうペットが出てくる可能性も否定はできません。
また、感染症の心配があることも代表的なデメリットとして挙げられます。ケージに入れられて他のペットとの接触がない状態であれば、病気が感染する可能性はそれほど高くないでしょう。しかし、ノンケージで他のペットたちと一緒に過ごしていれば、そういうわけにはいきません。ともに過ごしているペットたちの中に何らかの病気にかかっているペットがいたとしたら、その病気が他のペットに感染してしまう可能性も十分にあります。
このように、ノンケージのペットホテルにはデメリットもあります。このような大きなデメリットをお伝えしますと、「だったらノンケージのペットホテルには、大切なペットを預けない方がよいのではないか」と考える方も多くいらっしゃることでしょう。しかし、ペットホテルではそのようなデメリットを解消するために、きちんと取り組みを行っているのです。
デメリットを解消するために
それでは、ノンケージのペットホテルではデメリットの解消のためにどのような取り組みが行われているのでしょうか。
まず、ペットホテルの中では常にスタッフがペットたちのそばにいます。24時間体制でスタッフが見守っていて、ホテルによっては寝る時にもスタッフが一緒にいてくれたりもします。そのような中で、スタッフは常にペットたちの相性をしっかり観察しています。それによって、ペット同士のトラブルを未然に防ぐ努力をしているのです。
また、ペットをお預かりする際には、ワクチンを接種済みであることを条件にしているペットホテルがほとんどです。直近数カ月以内の血液検査結果の提示を求めることもあります。このようにして感染症の可能性を否定できてからお預かりすることで、他のペットたちへの感染を防ぐ努力もしています。
それだけではなく、常にスタッフが一緒に過ごしていることの強みを生かして、お預かりしてからの健康状態の観察もしっかりと行っています。万が一ペットたちの体調不良等が起きてしまっても、獣医師の診察を受けるなどの必要な対応を速やかに行えます。
このように、ペットホテルではノンケージであることのデメリットを解消すべく、細心の注意を払いながら取り組みを行っています。スタッフの目が常にあることもまた、ノンケージのペットホテルの大きなメリットと言えるでしょう。
まとめ
ここまで、ノンケージのペットホテルにペットを預けることのメリットを紹介してきました。ノンケージで他のペットたちやスタッフが常に一緒にいることは、ペットたちにとってストレスが少なく社会性を養うチャンスにもなります。デメリットがあることも否定はできませんが、それもスタッフが常に見守ることである程度解消できるのです。
「ペットホテルアルファ」では、お客様の大切なペットをノンケージでお預かりしています。24時間スタッフが一緒に過ごしていますので、ペットたちにも飼い主の皆様にとっても安心です。川崎市付近でペットホテルをお探しの際には、ぜひお気軽にご相談ください。