ネズミの性格は私達人間と同じように多種多様で、一概に「お世話の際はこれをすれば問題ない」というものはありません。しかし、種類によって性格の傾向や飼う上で押さえておくべきポイントというのはある程度共通しています。
今回は、ペットとして飼われているネズミの種類に絞って、特徴や飼う上でのポイント、また病気のリスクとペットホテルに預ける際の注意をまとめました。「今飼っていて、旅行などに連れていけないのでペットホテルに預けることを考えている」という人など、ぜひチェックしてみてくださいね。
ペットとして飼われるネズミの種類の特徴
ネズミは世界中に非常にたくさんの種類がおり、外見・性格もさまざまです。今回はその中でも、ペットとして飼われることの多いハムスターやデグー、チンチラなどについて説明していきましょう。
ペットとして飼われるネズミの種類の性格
ペットとして流通している種類のネズミは、愛情を注げば全体的になつく傾向にあります。ただし全体的に臆病な性格の子が多いため、無理にスキンシップをせずに時間をかけて仲良くなることをおすすめします。一度敵と見なされてしまうと、「敵じゃない」という認識に変えるまで非常に苦労するといわれています。
また、小さいアフリカンピグミーマウスなどをはじめとする一部の種類は、かなり臆病でそもそも人間になつきません。そのため観賞用と割り切るのが大切です。
ネズミを飼う上で覚えておきたいこと
種類にもよりますが、基本的にハムスターは喧嘩になってしまうケースが多いため多頭飼いをおすすめしません。また、もし妊娠してしまうと多産になってしまうため、お世話が大変になってしまいます。
逆にデグーやチンチラ、モルモットなどは群れで生活をする種類なので、一匹の時間が長いとストレスになってしまいます。飼う際は、ブリーダーから話を聞いて、多頭飼いをすべきか避けるべきかを見極めてくださいね。
ケージを選ぶ時は、その種類の大きさ・運動量をベースに選ぶようにしてあげましょう。またペットとして流通している種類のネズミは、全体的に気温の変化に弱い傾向にあります。できるだけ20度前後の気温をたもつようにしましょう。さらに、個体に応じて回し車や砂場も用意してあげることが大切です。
病気のリスクとペットホテルに預ける際の注意点
ペットとして飼われるネズミのかかりやすい病気
前述の通り、ペットとして飼われるネズミは全体的に気温の変化に弱いです。熱中症・低体温症にかかる可能性があるので、一定の気温をキープしてあげることを忘れないようにしましょう。
またげっ歯類なので、名前の通り歯が一生伸び続ける種類もいます。定期的に牧草などで歯を摩耗させなければ、不正咬合につながってしまう可能性もあります。やわらかめのフードをあげ続けないように注意してください。
デグーなどの一部種類は、糖尿病やビタミンC欠乏症などのリスクも抱えています。健康管理は毎日気を配り、げっ歯類も診てくれる動物病院を事前に探しておくなどしましょう。
ペットホテルに預ける上での注意
ケージで預けるようにしてください。そもそも受け入れてくれるかどうか、また他の動物の危険がない部屋で預けてもらえるかどうかというのを、事前に聞いておくことをおすすめします。ストレスに過敏な性格だったり、健康状態に問題があったりしなければ、特に問題なく預かってもらえるはずです。
まとめ
「ペットホテルアルファ」ではネズミなどの小動物もお預かりしています。種類別にしっかりと預かる場所を分け、それぞれにストレスのない滞在を心がけています。短期、長期、多頭飼いに関わらず、不在の際のペットの世話でお困りの際はぜひ当ホテルをご利用ください。